【解説】個人手配で安く行く!メルズーガへの行き方や注意点

砂漠の街メルズーガへは、マラケシュ発等ツアーが多くありますが、安いし集団行動が死ぬほど嫌なので私たちは個人で自力で行ったよ!

実際に行ってみた経験や失敗談を踏まえ、大満足だったサハラ砂漠を満喫できるよう、メルズーガへの行き方等ご紹介していきます。

以下紹介は大前提として節約です。金をかけりゃあ書いてるマイナス面は全て吹っ飛ぶよ

※実際に行ってみた一日目はコチラ

【結論】全行程の予算

結論、私たち(3泊4日/2人)は全部で34,200円でした。
※外食費や水などの購入品は除いています

【宿泊費】・・・10,300円
・1,300円×1泊(安テント/二人/朝食付)
・4,500円×2泊(リヤド/二人/朝食付)

【移動費】・・・19,900円
・フェズ~メルズーガ:2,500円×2人
・メルズーガ~テント(砂漠中心地):7,000円(往復)
・メルズーガ~マラケシュ:3,800円×2人

【アクティビティ費】・・・4,000円
・ラクダツアー:2,000円×2人

バスでの行き方・費用

我らのメルズーガINOUT

予約サイト

SUPRATOURSで出発地と目的地を入力すると予約画面まで遷移できます。(その他代行サイトはコチラ

メルズーガ発着のバスは一日に一本のみとなっております。また、他大手バス会社のCTMはメルズーガへの運行はありません。

節約嫁

バスの下に放り込む荷物がある場合、数十円と少額ですが追加で荷物代がかかります。(ネット上では購入不可なので、バス乗り場で払います)

時刻表・費用・運行ルート

SUPRATOURS(ONCF)が運営しているバスの運行ルートは以下画像をご参考ください。

<ご参考>
メルズーガ着
・マラケシュからメルズーガ 8:00発20:00着/330DH(約4,500円)
・フェズからメルズーガ 20:30発7:40着/190DH(約2,500円)

メルズーガ発
・メルズーガからマラケシュ 7:30発20:00着/238DH(約3,200円)
・メルズーガからフェズ 19:30発4:15着/190DH(約2,500円)

運行ルート
メルズーガ発の目的地と時刻表

宿泊先の選び方

宿泊先は大きく二種類に分けられます。
①砂漠ド中心にある「デザートキャンプ型テント泊
②メルズーガ中心街の「ホテル型リヤド泊

私たちは砂漠のど中心に宿泊する「テント」に一泊、街中にある「リヤド(ホテル)」に二泊しました。

実際にどちらにも宿泊したことを踏まえて比較していきます。

<参考画像>

①テント外観
①テント中

一長一短で甲乙つけがたい。。季節や求めているものでどちらに宿泊するか決めた方がいいけど、個人的にはどちらにも宿泊してほしい、、

格安テント宿泊のメリット・デメリット

宿泊費目安

一泊二人で1,000円~と安いものもあれば(記事後半記載の罠あり)、50,000円~の超高級ホテルもある!

<メリット>
・部屋から出てすぐに砂漠があるため、夜中や早朝など好きな時に気軽に砂漠を歩ける
・180度広がる星空を見ることができ、流れ星や肉眼で天の川も見れるほど
・スタッフであるベルベル人がキャンプファイヤーを囲みながら音楽演奏をしてくれる
・なにより雰囲気が最高!

真っ暗な砂漠に寝転がって眺めた星空は一生の思い出。建物が無いので見上げなくても目線の先に星が見えるし、朝起きてすぐパジャマのまま砂漠に上って朝陽を見たり、、最高。


<デメリット>
・ネット環境が街中に比べると悪い
・シャワーやキッチン等、設備が良くない
・冷暖房機器がない
・自炊が難しく、食事は追加でお金を払う以外選択肢がほぼない
・周辺には砂漠しかなく、買い物に行けない
・中心街からテントまで送迎が必須。宿によっては高額な追加料金が取られる。

9月中旬に行ったのもあり、昼間は身動きが取れないほどの灼熱の暑さ。電力の供給がままならないため、電気が時々消えたり、エアコンも扇風機も無く本当に死ぬかと思った。

中心街のリヤド宿泊のメリット・デメリット

宿泊費目安

個室(シャワー・トイレ付)となると、一泊二人で4,000円~と、モロッコにしてはちょっとお高め。

<メリット>
・(リヤドによるが)エアコンが付いているため夏場でも滞在可能
・アクティビティが無くても、快適な環境のリヤドのテラスから砂漠が眺められる
・周辺の飲食店やミニマートに気軽に行ける
・テントと比較すると設備や環境が良く、超快適
・砂漠の麓で実際に生活している感覚を味わえる

<デメリット>
・砂漠へは徒歩で数分、または追加料金を払ってのツアーや車送迎が必要なため、暗い時間など気の向くままに気軽には行きにくい
・星は十分綺麗なものの、建物や街灯があり砂漠で見る星と比較し大幅に劣る

テント泊後だったのも相まって、快適さに大感動。好きなタイミングでコーラが買えるし、レストランにもすぐ行けて、砂漠の麓で生活している感覚を味わえました。

おすすめスケジュール

個人的には、昼過ぎ着で安テントに一泊し残りは快適なリヤド泊がおすすめ。理由は以下二つ。

①テントはお昼ご飯も晩ご飯同様お高めの値段設定、または言及なし。キッチンの環境が悪いので自炊も困難(私たちはお昼にインスタントラーメンを食べました)
②繊細な日本人には安テント泊は一泊が限界な気がするから。笑

<モデルルート(二泊三日の場合)>
■1日目
フェズからメルズーガ中心街に早朝到着
→昼寝(メルズーガの宿の多くは早朝でもチェックインさせてくれる)
→ラクダに乗る等、ツアー・アクティビティに励む
→リヤド泊

■2日目
中心街でお昼ご飯を済ませる
→夕方までにテントに着くようリヤドを出発
→砂漠の真ん中で夕陽を見てサンドボードに励む
→晩御飯を砂漠の真ん中で食べる
→キャンプファイヤーとベルベル人音楽演奏を聴く
→砂漠に寝転がって星空観賞
→テント泊

■3日目
テントを出てすぐの砂漠で朝陽を見る
→砂漠の真ん中で朝ごはん
→中心街へ送ってもらい早朝のバスでマラケシュへ

自堕落嫁

私の考えた暑い日のベストな過ごし方は、「夕方に起きてアクティビティOR夕焼けを見る→晩ごはん→星を見る→そのまま起き続けて朝焼けを見る→朝ごはん→(暑くて外に出られないいので)昼間は就寝」というプー太郎生活です。最高。

【必読】安テント泊で引っかかったワナ、注意点

テント泊の場合、予約する前に必ず以下4点の確認はした方が良いです!

①メルズーガ中心街からテントへの送迎費用
②ご飯3食の費用
③水など、宿が提供してくれる飲食物の有無と数
④アクティビティの種類・費用

私たちの場合、朝食込みで一泊当たり1,300円/2人だったものの

・メルズーガ中心街からテントまでの送迎で一台当たり50€(運転手合わせ5人乗り)
・晩御飯追加で一人当たり15€

と、気が付けば街中の豪華リヤドより高額に。。

泊まったリヤドは一泊当たり朝食込み5,000円(2人)だったものの、送迎費は無料・晩御飯は一人当たり8€だったので結果的に豪華リヤドの方が安かった。。(なおプライベートシャワートイレ、冷房付き)

また、安テントはディナー時に2Lの水を一本くれただけだったので、事前に買い出しをしていなかったらと思うと恐怖。

アクティビティ・現地ツアー

  • 宿泊先のオーナーが色んなアクティビティを紹介してくれ、仲介してくれます。
  • フェズにいた際、「友人がメルズーガでツアーやってるから安く紹介するよ!」と何度も言われたので、本気で節約するならそこらへんのモロッコ人に直談判で相談してもいいかも

ラクダツアー(日の出or日の入鑑賞の90分)は一人当たり15€が相場かなという感覚です。現地ツアーにしたから二人っきりだったよ!

行く前に知っておきたかった事

気候

  • 私たちが行った9月でも昼間は非常に本気で死ぬほど暑く、夜と早朝は日本の冬ほど寒かった
  • 数値の気温とは異なる体感温度になるため、体温調節ができる服を持っていくこと
  • メルズーガの気温はこちら

おすすめ持ち物

  • ストール・・・砂嵐で髪の内部や耳の中に砂が入ってくる
  • サングラス・・・砂埃と直射日光を避けるため
  • 目薬・・・コンタクトレンズをしている人は必須
  • 砂埃は電子機器の故障につながるため、防備用品を準備した方が無難。
  • カップラーメン・・・夜中に砂漠で食べると最高

中心街の様子

  • 中心街では飲食店、お土産やさん、八百屋などがちらほらある
  • とはいえ本当に本当に何もない
  • メルズーガ中心街には所謂”スーパーマーケット”は無く、個店のミニマート(珍しくも凍らした飲み物はあった)しかないので、念のため必要なものは都心部で事前に買い出ししておく方がベター

ネット環境

  • 砂漠内でもネットは通じるものの不安定で弱いため、頻繁に圏外になります。これは中心街でも同様ですが、砂漠内よりマシでした

私はe-simで「楽天モバイル」とモロッコ国内で購入した「orange」のデュアルでiPhoneを使用をしていました。片方が通じず片方が生きていることもあれば、どちらも圏外になることもあり、いずれにせよ不安定です。調子がいい時はインスタで動画投稿がギリギリできるくらい!

星空をより良く見るために

  • 月が思った以上に明るく、星の見え方に大きく左右します。スケジュール調整ができるのであれば新月がおすすめ。難しいようであれば、月が上がってくる前に星を眺めておくことをおすすめします。
  • Canonの7年前に買った古いミラーレスでも十分綺麗に撮影出来ました。事前にセッティングしておくことをおすすめします。機種が違うものの、参考して成功した設定方法はこちら

その他一言

  • 最低でも二泊はした方が良い!!砂漠がある状態が当たり前になってからが良い!!
  • 基本車移動になるので、荷物は多くても問題なし。ただ道が悪いので、短距離移動でもキャリーバックは大変
  • タクシーは全く見かけなかった(ネット上ではあっても悪質との声もあり)ので、宿泊先にwechatを使って事前にお願いしておこう
  • キャメルツアーは朝陽より夕日がおすすめ
  • ポカリの粉があればよかったなと後悔
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niko
'94年生まれの28歳。平成の諸葛孔明と言われるスキルで2年間片思いした会社の同期を旦那に昇格。金融会社5年目で脱サラし、新婚旅行を兼ねて世界一周旅行中。一家全員B型のサラブレッドとして生まれ、情緒が安定したことがない。