旦那さんが珍しく行きたいと言ったため採用となった港町マルセイユ。フランスで治安最悪と言われるマルセイユ。Google検索すると検索候補に「危険」と出るマルセイユ。何があるかよく知らないまま到着!ヨーロッパという大きな概念に飽きてきて久しいよ!(2022/8/22)
ハイライト
最後の楽園「イフ島」と「フリウル島」へバカンス気分!→失敗- マルセイユで最も高い標高にある「ノートルダム大聖堂」で街を見下ろす
「イフ島」「フリウル島」について
イフ島・フリウル島(諸島)とは?
チケット購入方法
- マルセイユ中央駅のチケット売場で購入(同じ場所からフェリーが出ています)
- オンライン購入 ※翌日以降のチケット・フリウル島行のみ購入可
URL: Produits(対応言語:英語、フランス語)
イフ島行は当日しかチケットが購入できません。
理由としては、高波のときはフェリーが出せないため、当日の朝8時半にその日のフェリーを出すか否かを判断しているからとのことです。
船のルート・費用(フェリー代)
ルートは以下3通りから選択出来ます。
①②の1つの島のみの往復は11.1€。③は16.7€。他にも子供料金や家族割がありました。
(料金詳細はこちら)
- マルセイユ⇔イフ島の往復チケット
- マルセイユ⇔フリウル島の往復チケット
- マルセイユ→イフ島→フリウル島→マルセイユのチケット
時刻表
時刻表はコチラ ※時期によって異なります
時刻表のとおり、イフ島に向かう最終便は17:35ですが、それに乗ってイフ島で降りてしまうとマルセイユに戻ってこれません。往復するのであればマルセイユからの最終便は16:50発となります。
フリウル島発マルセイユ着の最終便は0:15です。
日記
特に疲れることもしていないのに二人とも眠たくて眠たくて(通常運転)昼過ぎに起床。もったいないって分かってるけどいつまでも寝ちゃう!朝のルーティン決めよう!と決意。
当日にゆるい調査を開始。するとマルセイユからフェリーで30分以内で行ける離島があるらしく、その名は「イフ島」とその隣にある「フリウル島」。口コミによると、治安最悪と言われるマルセイユにあるとは思えないほど綺麗で自然豊かな場所らしい。
もうヨーロッパという大きな概念に飽きはじめ、街歩きに前向きな気持ちにはなれない。ビーチでのんびりが絶対的にいい!ということで決定。気が付けば8月の下旬にさしかかる。これが2022年ラストの夏気分かもと思った。
マリファナ臭ぷんぷんの電車に乗り、マルセイユ中央駅に到着。ただの港町だと思っていたものの、結構栄えてるし人がめちゃめちゃ多い!
マルセイユは「治安が最悪だ」と聞いていたし、ネットで不穏な検索予測がヒットするし、若干の警戒はしていたものの、民度が鬼ほど低いって感じ。躾のなってない5歳児がいっぱいって感じ。
あとここはどこの国!?って混乱するほど多種多様な民族がごっちゃごちゃに混在してた。全身真っ黒なヒジャブ(イスラム教徒の女性が身に着けているスカーフ)を着ている人や、派手な柄モノの布一枚でワンピースのように着こなすアフリカ人まで盛りだくさん。
日本も含めて南部ってなんで治安悪くなるんやろ?(大阪北部出身マウント)
特に海沿いの広場はお祭りでもやってるのか?という盛り上がり。黒人パフォーマーが踊り狂って飛び跳ねまくってました。観衆も「フォーーー!!!」言うて大盛り上がり。
どど日本人の私たちは「先祖が農耕民族だもんで、、テンション爆上がりという血が流れてないもんで、、、」と静かに鑑賞。
うちらの先祖が長い時間をかけて「米が今年も出来たなあ。」と静かに喜んでいた一方、他の民族はでっかい動物を捕まえて「フォオオ!!捕れた!!」という爆発的喜び方をしてたんやから大きな違いですよ。(知らんけど)
離島でのんびりするためにピクニック準備に向けスーパーで買い出しをしようとしたら、日曜日ゆえにほとんどのお店が閉まってました。儲ける気が全くない。
土日は店が閉まるのに観光客が増えるわホテル代高くなるわでいいことがない。サラリーマン時代はあんなに待ち遠しかった土日が、今では来るなとすら思うので人間はなんて傲慢な生き物なんだろう。
仕方なく割高のミニスーパーでお酒とりんごだけ買って、食べ物はマクドで賄おうとしたところ、マクド高い!!バーガー一つでで700円もするので断念し(貧乏)、近くの個店バーガー店へ移動。
写真では豪華なバーガーが二つと、ポテトにコーラもついて1400円程度。ここにしようかと決めたものの、写真と同じものが出てくる期待は全くしてない。シャモニーで騙された経験があることと、店名が「Joker Burger」。不穏すぎる。
出てきたバーガーは全然写真に見劣らずとっても美味しい!!疑って悪かった!(翌日も来る)
いざ離島に!!とチケット売場に行くとなんともう空席が無く、次は18時出発のフェリーしかない。周遊してると事前調査が甘々になるのでこういうことは本当によく起きる。あ~~今回もやっちまったよ~~。明日にしよう、と予定変更。
仕方がないのと、冷えてるうちにお酒が飲みたい一心で、現地の人たちにまじって港で地べたに座ってランチタイムにすることに。お下品!汚い!なんて気持ちはもうすでに一ミリも残っていない。
日本では見たことのないスミノフのサイズに歓喜!明日にも残しておいて大事にのもーって思ってました。この時までは。(教会に着くころには空に)
早々と本日の目的を失い、たいして観光地もないので「マルセイユで一番高い標高(1000m)にある教会」に行くことに。「煙と馬鹿は高いところが好き」という言葉に忠実に沿ってる私にとっては超魅力的案件。(教会行き過ぎ)
一方希望と水着でパンパンになった重たいリュックを背負った旦那さんは一生文句言うてました。
どんなけ教会いくねん!!もうええわ!!ほんで坂どんなけ登らすねん!!このリュック10kgはあるわ!!!(ないわ)
急な斜面をひたすら登ること30分ほど。超絶景!!!
ヨーロッパ全部似たような景色やのに高い所から見る景色はなおさら同じや!!!何回も見たわこの風景!!!
暴言を吐く旦那を尻目に思ったより高い標高に大満足!将来はタワマンの50階か塔のある一軒家にすみたい~!
本日行けなかったイフ島とフリウル島が奥に見えた。
図らずとも前日にリヨンで行った教会と同じノートルダム大聖堂。神様(空)に限りなく近いところに教会を建てようという想いがすごすぎる。こんなとこによー建てたわ。
これいつも思うんやけど、「人間は死んだらお空にいく」っていう考えが国も宗教をも超えて共通してるのって面白いよな。
例えば過ぎるけど、空気中に散るとか、地球の内部に埋もれていく、とかっていう考え方があってもおかしくないやん。
登ってもたいしてやることもなければ他に行きたいところも無いのでそそくさと下山。スーパーで晩御飯の調達。
パスタに合わせる副菜をスープにするかサラダにするかでケンカしたよ。「スープがいい」って言ったくせにどのスープにするか決めずにぼーっと立ってることに腹が立ったよ!しょうもな~~~~!笑
ベーコンたっぷりのジェノベーゼパスタと野菜スープ。めちゃめちゃ美味しかった~!パスタソースが2€以下とめっちゃ安いのに美味しくて二人でテンション上がっちゃった。
東京時代はほとんどパスタを作ったことが無かったけど、帰国後の食文化変わっちゃいそう!
それにしてもマルセイユのエアビーがとっても素敵!
小さいころ住んでた、今は取り壊された社宅を思い出す。静かでベランダの向こうに遠くの町が見えて風通しが良くて。こんなに広くはなかったけど。
あ、わたしここ住めるわ!てか住みたい!って思った。
せっかく楽しい旅行してるのに、別の昔の日を思い返すのはもったいないけど、めっちゃ懐かしい気持ちになってGoogleMapで地元の名前検索しちゃった。
もう二度とあの家で家族五人でご飯を食べることは一生叶わないと思うと悲しくなる。私は苗字まで変わって新しい家族になっちゃってるし。あー-大事に一日一日生きないとなって、そうやんな、わかってるよ。
午後になると売切れ続出になることが多いようで、チケット売場が開店する前に並んだ方が確実だとアドバイスされたよ。平日12時に行った際、すでに最速で16時発しかありませんでした。